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SDGsとは

SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。

土に育つ大豆、白山の伏流水、能登の海のにがり。豆腐づくりに欠かせないこれらは、すべて自然からの贈り物です。私たちは、今の美しい自然環境を守り、持続可能な開発目標を掲げることを経営の必須課題ととらえています。

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美川タンパクの持続可能な取り組み

おからの肥料化システム

おから肥料化システム

背景豆腐屋を悩ませる「おからの廃棄」問題

町の豆腐屋を長年悩ませてきたのが、おからの廃棄問題でした。おからは豆乳を絞ったときに発生する大量の副産物。食用に回せるのはせいぜい1割程度で、残りはすべて焼却または埋め立てで処分されています。その処分にかかるコストはばかにならず、そのせいで廃業に追い込まれた豆腐屋も多くあります。
長期保存ができる乾燥おからにしようにも、乾燥機は大変高価でまた場所もとるため、大手企業しか購入できません。さらに言えば、乾燥機は新たな石油燃料を燃やすという点で、環境配慮に欠けるという問題もありました。

実践食用ではなく、肥料としてのおからの活用

こうした問題を解決するため、美川タンパクでは地域の農家と協力し、おからを肥料として再利用する取り組みを進めてきました。おからは、そのままの状態で出荷するとすぐに腐敗してしまい、肥料としても使えません。そのためまずは乾燥させて水分量を50%まで落とします。完全な乾燥おからにするわけではないので、高価な乾燥機を買う必要はなく、小さくて安価な蒸気ヒーターで済みますし、また豆腐屋ならばどこでも持っているボイラーの余剰蒸気を使用しているという点でも無駄のない仕組みを考案しました。
処分のコストがかからなくなる代わりに、初期投資、運搬コスト、運用コストなどはかかります。しかしそれは肥料用おからの売り上げから長期的に回収可能であると言えます。農家としても低価格で良質な肥料を手に入れることができ、それで育てた作物をまた食品業者が購入するようになれば、win-winの関係が成り立つといえます。

未来本当の廃棄ゼロへ

今後、おからの肥料化の有効性が実証されれば、日本各地の豆腐屋に横展開することができ、おからの廃棄問題で廃業に追い込まれるような豆腐屋を減らすだけでなく長期的にこの国の食糧自給率のUPにも貢献できるのではないかと考えています。また、おからで育た大豆で美味しい豆腐がつくれるようになれば、食品製造業者としてより高度な循環型のビジネスモデルが描けることとなります。今後はさらにプラスチック容器の削減にも取り組みたいと考えており、一部の商品を昔ながらの「鍋に直接お売りする」方式で売ることなども構想を始めています。

美川タンパクの未来へのタネ

全ての人に健康と福祉を

全ての人に健康と福祉を

私たちはこれからも安心安全で美味しい豆腐を通して人々の健康に貢献します。

質の高い教育をみんなに

質の高い教育をみんなに

学校教育関連の工場見学歓迎です!現場を見ながらこれからの食品づくりの在り方を一緒に考えていきましょう。

働きがいも経済成長も

働きがいも経済成長も

従業員の皆さまに、楽しくて働きがいのある職場環境を提供することで、会社と人が共に成長することを目指します。

産業と技術革新の基盤をつくろう

産業と技術革新の基盤をつくろう

資本や場所がないと実現できない取り組みではなく、工夫次第でできる環境を考え、モデル化し、その知恵や技術を提供します。

住み続けられるまちづくりを

住み続けられるまちづくりを

おからの提供を通し、近隣の農家さんと良い関係を結び、地域のつながりの活性化に貢献します。

つくる責任 つかう責任

つくる責任 つかう責任

製造業の一員として、できるだけ廃棄物を出さない方法を常に考えます。

陸の豊かさも守ろう

陸の豊かさも守ろう

自然を「限りある資源」と考え、良質なおから肥料を生産することで農作物の自給率に貢献します。

植物由来インキを使用

印刷インキの一部に植物由来の原料を使用することで石油資源の節約とCO2の削減を実現。